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(男でヤったことあっても、こんなにかわいいなあと思ったことはないなあ…?) ちゅう、とまるくてすべらかな額に口吻けを落とし、そのままくっつけたままにするりと鼻筋を滑ってちいさな鼻先をカリっと愛咬する。 「ッ!!」 するとおおきな目がたっぷり湿った睫毛を押し上げて開かれ、ぴたりと男の目へとあわせられた。 は、あ…、と悩ましげな吐息をこぼす唇は男の名前を象り、それにうっとりとやさしく男は笑んだ。 もっと、よんで。潤んだ瞳が瞬いた。 「すき」 「…ふぅ、…んんっ!」 ちゅっとやわらかな唇を軽く吸った男の指はちゅぷちゅぷと綱吉の後ろの口を盛んに弄くり、今さっき、とうとうじゅぷりと二本の指を根元まで差し込んだのだ。くいくいと折り曲げてある一点を押し潰しにかかると途端、顔を真っ赤にさせてビクビクと白い躯が震えあがりまるで陸にあがった魚のようにはねて太股あたりをピンと引きつらせた。きゅっと後孔が締まる。 「ッッ!!」 断続的な喘ぎを零して悶える綱吉の内股がすりっと男の腕に触れ思わずまぶしい白だなあとゴクリと男の喉が思わず鳴った。綱吉の躯はどこもかしこも細くて魅惑的でやわらかいからいけない。 「や、やだあ!!そこ、や、…ああ、ぁ、あ……ッ!!」 「つー、なぁー…?ここ、いいんだね??」 「ひああ…ッ!!あ、あ、…やああ…!!」 こぷ、と綱吉の先端が先走りを滴らさせてぽたぽたと落ちていく。じわっとシーツに染みていくそれを見て、淫乱だなあと男はたまらなく愉快な心地になった。まえ、さわってないのにとぽつりと呟いた声が楽しそうに転がる。ツナ、ツナ、ツナ…。男は綱吉の名前を幾度も愛しそうに貪欲に毒の滴る甘い声で呼んだ。その度に綱吉の目がピクリと動き、男の目を必死に探した。脳内がとろけて口元もだらしなくひらき喘ぎか唾液を零すような有様だが、それでも男が呼ぶならばこたえたいというように…。綱吉はゆらゆらと暗くかすむ視界をおしのけ男を探し求める。 「あ…、ぁあ、あ…」 赤子のような意味のない言葉。嬌声。ぎゅっと目を閉じて涙がぽろぽろと。ツナ。よばれた、だから目をとろりとひらいて泣いた。 「ツナ。かわいいなあ…、ねえ俺はここだよ?お前に快楽も苦痛も羞恥もいっぱい与えてる俺はここ。ツナの目の前でお前の恥ずかしい姿全部みてる」 ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、と顔中にキスを振り撒いてやると綱吉の顔がふにゃりと蕩ける。そして男が更に綱吉の足を限界まで広げても甘い吐息を零すだけで何の抵抗もせずにじっと間近にある男の目を見つめていた。…そしておもむろに、大きく息を吐いたり吸ったりしながらうすっぺらい胸をゆるやかに上下させて、ぎゅっと耐えるように掴んでいたシーツから両手をそろそろと離していく。 「ツナ…」 指は強引な動きからゆるゆると抜きさす動きにかわっていた、ぶるりと綱吉の背が震える。甘い疼きがぐずぐずと全身を急速に侵していく。…心許ないこの心地が恐ろしく、怯えた綱吉の両手は縋るように男の背中へとまわされていった。 「…は、はぁ…、はっ、…ぁあ、も、もぅ…らめぇ…」 「ははは。はずかしいなあツナ。おねだりの仕方はきちんと教えたよね…?まちがえちゃだめだってばぁ、ねえツナ?」 ビクビク、ビクビクと綱吉の腰が悶えるように震え、そのたびに綱吉の眉間がなにかを耐えるようにぎゅっと悩ましげに皺がよった。男の名前をせつなくあまく呼ぶ。く、と自ら男の指を飲む込むように動いた腰。ちゅぷん、とささやかな水音をたてただけだったが綱吉には違った。ぬぐ、と奥まではいってきて、思わずだらっと恍惚の吐息が漏れた。 「ぁああ…んッ、ぁっ!!…はッ、…はっ、…ッ!!」 びゅく!と先端から漏れでる。ぎゅっと男の背に縋る両手に力がこもりカタカタと震えた指先が食い込む。白い両足は男の腰へと絡められた。満足そうにすりすりとそのやわらかな内股を男は空いた手で撫でてやる。 「えろいな」 くすくすと笑いながら男がずずっとゆっくりと指を抜き、てらてらとぐっちょりと濡れたそれをなんの躊躇いもなくぱくりと口に含んだ。れろりと妖艶に舌を絡ませ舐める仕草を披露しながら、足を撫でていた手を綱吉の背に回し、ぐいっと起き上がらせる。男の背に両手を回していた綱吉は簡単に起き上がり、更にぎゅぅっと男にしがみ付いたのだが、…その腕は難なく解かれ、僅かに困惑を眉間にこぼした綱吉の胸を男は押した。トン、と綱吉の上半身はころりと転がり、濡れた下肢が男の眼前に晒される。開いた股を見つめる瞳は一層の熱を帯び、太股の付け根からそっと男の指先がいやらしく滑る。 「あ…」 すーっとなぞった手は細い足首を掴み、男はにんまり笑うとそれを肩においた。ぐいっと、腰が持ち上げられ、綱吉の視界の中で男の頭と自分の下肢がだぶり、とんでもない羞恥と熱がじゅわっと下肢を中心に湧き起こった。 「…や、…や、…ぁ、」 カタカタと肩が震えた。でも綱吉は従順で。男はわらう。こんなのは見てられないと、綱吉は唇を噛みながらさっと両腕で顔を覆った。 「ひくひく、すごいなあ…。俺がひろげたまんまで…、物欲しそうにたらたらとかわいいね?」 ぐにぐにと穴を指先でいじりながらみつめていたかと思うと…、男は極自然にちゅうっとひくつくそこに口付けし、ぬるりと舌先を押し込んだ。 「ひっ!!?」 さわさわと男の髪が自分の濡れた部分に触れる。ひっ、ひっ、と綱吉の口からひきつった声が上がり、それにぴちゃぴちゃという水音が被さる。…もう、十分過ぎるほどにわかった。濡れた感触と熱い吐息の感触からだって綱吉にはなにが出入りしているのかわかり、ぞっとした。背中にぶわっと冷や汗が浮かぶ。途端に足をばたつかせ、さかんにいやいやと頭を振り乱した。 「やだああーー!!そ、そ、そんなとこ!舐めちゃ、だ、だめだってばぁーー!!」 「……ん、あ…?ものたりない、か」 ちゅぽんと案外あっさりと舌先を抜いて、男は綱吉の下肢を解放した。ぽすん、と軽い音をたてて綱吉の腰が男の胡坐の上に落とされる。 「……う、…ッ、ううう…ッ!!うう〜〜〜!!!」 「よしよし。もうやんない」 顔を真っ赤にしてボロボロと涙を零し、ぎゅっと目と口を閉じて盛大に泣きじゃくりたいの我慢するようにぶるぶると震えた綱吉へ手をのばし、男は苦笑をこぼしながら薄紅に燃えあがった躯を抱き起こした。子供のようにしがみ付いてくる少年を両腕の中に大事に囲み、もうしないからとちいさな頭を自分の肩口に埋めさせてぽんぽんと撫でる。ひんひんと泣く声。時折ちゅっとちいさな口吻けを耳に与えた。 「もうしないから…、ほらほら機嫌なおしてよー…、ねえツナ??」 「ら、らって…!そ、そんなと、こ、…ひっく、ぅ、やだ…、ぁあ!!」 「うんうん、もうしないしない」 うそばっかり!!文句をいう為に起き上がった顔はギッと男を睨みつけた。だが涙目で。真っ赤な顔で。男はくすりと笑いながら、ちゅっ、ちゅっ、とその顔中に何度も何度も口吻けを与えながら綱吉の不機嫌を宥め、…でも自分に甘いこともよく知っているので、男は甘やかな言葉と口吻けの裏でゆっくりと腕を動かした。綱吉の尾てい骨のところをくりくりと指先で撫でると、そっと尻の肉をつかんで、くに、と後孔をやんわり広げながら指をゆるゆる抜き差しした。 「ッ!!?」 「ツナは俺の舌じゃなく、俺の熱がほしいんだろー??」 「…ひっ?!……、あっ、あ、ぁ、…や、やだぁッ、やめッ!!」 つっと綱吉の顎を伝った唾液を拭い上げ、つつつっと口の端まで赤い舌を這わせるとその口の中でひくりとちいさな舌がうごめいた。すいっと唇の隙間から舌をすべりこませると綱吉のがおそるおそる触れ合わせられる。 「…ん、」 いやだと言いながら、こうして素直にくちくちと覚えたたての舌先の戯れな愛撫にゆっくりとのってくるのだから甘い。あまったるくて可愛い。その細い指先は男の耳の後ろからうなじあたりをくすぐるようにするするとさまよい愛撫してきた。なんて矛盾! 「ん…、んんぅ、…ハッ、ぁ、…」 ガクン!と綱吉の上半身が唐突に崩れ落ちる。ぐちゅぐちゅと掻き回される疼きに力が抜けてきているのだ。…それでも必死に男の首に両腕をまわし、きれぎれの息を吐きながら顔を寄せて舌を絡ませてきて。 (かわいい…) その健気なさまに男の背筋にゾクリと甘い痺れが流れて考えるよりも先に顎を掴んで深く口内を犯し始めていた。ぐちゅっ!!とそれに続いてツナの後ろを弄る指もせっぱつまったように性急になっていき、目を見開いて綱吉はひくひくと喘いだ。上の口も下の口も苦しくて、掻き回されて掻き回され散々嬲られて、思考回路がぐるぐるとまわってきた。あつくあつく、びりびりと身体はひりついてきて前がいたい。張り詰めて弾けそうだった。 「ぷはっ!…、ふああ、あ、……お、お、おれえ、…もうッッ!!」 ガクガクと腰がゆれている。ビリビリとした痛いくらいの痺れが前に集中してボタボタとひっきりなしに先から溢れ出していてこれ以上なく真っ赤にゆだったような顔の綱吉が喘ぎ喘ぎ、訴える。限界だと!! 「も…ッ、ほしぃ!!」 ぐち…ッ!!視界が一気に変わった錯覚。綱吉の懇願が言い終わるよりも早くに綱吉の後孔には灼熱が突き刺さった。 「痛ーーーッ!!!」 だが指がまだあった。抜かれていない。つっこまれたまま男のものを受け入れさせられているのだと…、常にない圧迫感に呼吸もままならずカタカタ震えて男の肩に縋りつきながら、うわごとのように綱吉はゆびをゆびをと絶え絶えに紡いだ。 ただでさえぎちぎちなのにこれじゃあ苦しくてたまらないし何より入りきらない!裂ける! 「ちっ」 「ひぁ!?」 ずぽっと抜けた。だがすぐにぎちっと奥まで突っ込まれてビリビリと痛みのような甘い激しい痺れが全身を駆け巡り綱吉の目の前でバチッと真っ白な光が明滅した。頭の奥が、もしくは尻の奥がジンと痺れてゾクゾクとひっきりなしに躯が何かを求めて痙攣している。たらたらと唾液が口から漏れ伝うのも気にならないほどに感覚がひとつに収縮するようで…。ハアハアと肩で忙しない息継ぎを繰り返し項垂れた綱吉は無性に何かに縋りつきたくて、ぐっと痺れて重たい腕に力をいれると男を引き寄せてべたりとくっついた。結合した部分がドクドクといっている。目を瞑るとそれしか感じられなくてそこがまた熱くて奥が疼くようにきゅんと締まる。 「今日は、はやいね…」 くすくすと頭の上から降る声がやたらと甘くてエロい。汗で湿った髪を撫でる手が気持ちが良くてまるで猫になった気分だった…。男の首に唇を埋める。すり、と鼻先も擦り付ける。つんと汗の匂いと独特の臭いが染みたけれども、それが何かの誘惑のようで、ぺろぺろと首筋を舐めていた。くすりと笑う声が響く。 「甘えたさん」 ドクドクと鳴る心音が自分のものかこの密着した体のものなのかもう綱吉は判断がつかなくて…、ああ、そういえば自分はこの男と似ていた顔だったなあとぼんやりと思い出しふらっと頭をあげた。頭がくらくらと鈍く重い。…ぐち、ぐち、と子守唄のようにやんわりとゆるく挿入が繰り返されていることを間を置いて知る。……もう、なんといっていいのかぐったりしてしまった。 (絶倫、だ…) こっちは未成熟の身体で年齢より細くて小さいというのにこれはないだろうと泣きたくなる気持ちになりながらそれでも綱吉はぱかっと口を開けて、あ、あ、あ、…と細く喘いだ。もう、いい。もういいから。 快楽はもういらない。 「…や、だ、」 ぞぞぞぞ…と強烈な寒気と紙一重のドロドロの甘い痺れ。男は相変わらずニコニコ笑って愛を囁く。 「ふふ…」 しなやかな腕を伸ばし、何処にそんなに怪力が潜むのかわからない白い細腕二本が綱吉の身体を浮かせて好き勝手軽々弄ぶ気満満。今度はうすっぺらな身体をうつ伏せに転がして腰だけ浮かせると男はぐっと違う角度で潜り込んできた。 「んぅ、ぐ…ッ!!」 くん、と男の親指が最中で孔を広げてきた。最早それさえも悦かった。痛みが、痺れが、全部甘さにくるりと変わり綱吉は泣き叫んだ。 「あ、ああ、ああ…ッ!!…も、も、ぉ、…おれえぇ…ッ!!?」 「……いって、ツナ?女の子みたいな、こと…」 ガンガンと肉がぶつかってびちゃびちゃと耳まで嬲られる。びくびくと喘ぐ声。身体の中からだって、ぐりぐりとぎちぎちと響いてくるからもうたまらない淫猥な多重奏。ぬるつく感触が腹の奥にも、尻の入口にも、胸にも腹の上にも顔中にあって…、もう自分がなにに濡れているのか解らない程に身体中が内も外も濡れている。泣いている。よがっている。縋っている。興奮して射精して、中にぶちまけられ…。汗なのか精液なのか唾液なのか涙なのか…。そんなものにまみれて。 「ツナ、…ツナ、ツナ…、ツナ…ッ、んっ!」 それが汚らしいと思わないのかよ、綱吉の頭の端っこに齧りつく思考を覆すように男が赤い舌をべろっと見せ付けた。綱吉の顎を捕まえ、無理矢理振り向かせてニコリと微笑む。…ああ、憎たらしいなあと漠然と思った。 「いって、ツナ」 「…ひっ!?…い、ぃあ、ああ…ぁッ!!ひゃ、ッ、ぁあ、…そ、そんぁ…ッッ!!」 ズンッ!!と一際抉られた。びゅっと綱吉の先端から勢いよく零れた。だがすぐにきゅっと男の指に戒められひっと綱吉は真っ赤な顔でガクガクと震えた。喉がひりつき腰を中心にガクガクと切羽詰ったどうしようもない感覚が根深く居座る。男がくっと腰を進める度に重くなり綱吉はビクビクと身体全体で大仰に喘いだ。 「いって、ツナ」 ねえ、と。男は繰り返す。綱吉の前を握って熱く茹り膿み爛れそうな身体をニヤニヤと見つめながら綱吉の一言を待っていた。…また、くん、と焦れたように腰を動かされた。じゅっと脳の端を焼かれた錯覚に綱吉は身も世もない叫びを上げて許しをこうた。 「んあ”あ”、あ、ぁ…、ぁッ!!もうひぃからああ!!ぶ、ぶちまけてええぇえーー!!!!」 解放の呪文を大口を開けて叫ぶ。理性なんかない。とうにぶっとんだ…! 「どこにー?」 「あ、…ひ、…お、おれんなかあぁー!!」 「りょーかい」 ぐんぐん、視界が飛ぶような振り回され方をされて、あ、ひ、ぅ、とか綱吉の苦悶の呻きのような嬌声も途切れ途切れでうっかり舌を噛みそうな激しい抜き差しに汗が飛ぶ。唾を飲み込むことも出来ず、綱吉はだらだらと喘ぎと一緒に唾液を零した。もう餌を前にした空腹の犬よりも浅ましく汚らしい顔だ。男の求める堕ちた姿だろう。 「あ、ぁあ、あ…、んぁ、ぁ、ああぁ…ッ!!」 「はは、…いいねえ…ッ!!ほら、ツナ!!」 「ひああああーーー!!!」 ぐぱっと腹の奥に広がる熱い迸りに快感というよりはもう強烈な吐き気が起こった。げえぇとえづいた。しかし身体がビクンビクンと歓喜の声をあげているのがわかるのだ。過ぎる快楽だ。過ぎる快楽は最早拷問でしかない。憎悪をぶちまけられたみたいだ。綱吉は涙で霞む視界の中で更に嗚咽を漏らした。ひっくひっくとしゃくりあげ、顔中を一層涙でどろどろにした。もう指一本動かせない痺れに浸され嘆くしかないじゃないか…。身体が重くてああこれが自分のものじゃないといいさえ投げた思考回路。ぐるっと身体を仰向けにされても否もいえない操り人形だ。 「ツナ…、」 影が覆い、ぬっと顔を覗き込んでくる。もう…、この男のモノでもいいからこれが自分の体じゃなければ…。綱吉は幼い子供のようにぐすぐすと泣いた。喉が熱く痛い。声の出し過ぎでその上で嗚咽を漏らせば鈍く喉奥に熱はこもるのだ。 「すき」 真摯な言葉だった。ちゅっと男は躊躇いなく汗と涙と唾液にまみれた綱吉の顔中に口吻けを何個も贈った。ず、ずずず、とゆっくり綱吉の中から出て行き、そっと余韻にひくつく後孔を撫で、溢れる精液を出来るだけ刺激しないように掻きだしながら男は笑い、綱吉の目にぴったりと目を合わせてもう一度好きといった。 コツリと額をあわせる。ちゅっと唇にふれるだけのやんわりした口吻け。空いた手を綱吉の指の一本、一本と絡み合わせるようにぎゅっと握る。綱吉はまだひっくとしゃくりあげていたが、…なんだか男のあやすような口吻けに徐々に治まりを見せていて綱吉の方が少し驚いていた。 「…ぃ、いーちゃぁん…」 「んーー」 「……おれ、わかん、ッ……あ、ぃ」 「いいよ、べつに。じーちゃんがツナの分も好きになるから」 「…へん」 「ツナもへん」 にぎにぎと繋いだ手を愛しむような愛撫をゆっくり繰り返した。その内に、綱吉の手も力なく反応を返し、…くっと人差し指だけ動いた。 「どーせね、お前は流されてるだけってじーちゃんわかってるよー?でもね?本当に嫌なことなら死にもの狂いで抵抗するんだってことも知ってるから。なあ、つなーー??」 ふふ、と男は楽しそうにわらった。そして綱吉の肩にかぷりと噛み付き、はむはむと面白そうにゆるく食んだ。 「ん…」 「…おまえがね、じーちゃんにそうやって無防備なのはね…、ツナとおれの顔が似てるからでぇー」 愛もあえるけどね!と男はにっこり笑いながら、また、かぷりとしゃぶりつくように噛み付く。今度は首だ。綱吉の身体がぶるりと震え、こぷっと後孔から精液が零れた。愛液みたい。後孔を撫でていた指に絡んだそれに男はくくっと密かに笑い肩を震わせた。 「あと男の子だったからでねぇ…、うーんと、あとは、まあ愛か愛しかないねぇーしかも絶対の愛情だから」 絶対の愛情だよね。唱えるように繰り返す、愛。そっと、その時だけ男の目に暗い炎が灯ったが綱吉は気付かずに。握られた手がゆっくりともちあげられるのを目で追った。男のみせるやわらかで優しい、麗らかな春の陽だまりのような微笑みに触れる。ゆれる、何かを懐かしむような遠い目。くつりと笑い声。 (あ…、) 「家族愛はね絶対」 妊娠すればいいのにと言われた気がした。 |