『 今週のジャンプはヒバリさんがいると思うの!愛のセンサーさ!
 だから直感に従って立ち読みせず購入して帰るなりよ!! 』

以上。たっちゃんへのメール文。




























こんにゃろ。

たっちゃんたらこのメール見た時点でジャンプ読んでやがったよ!!読んでやがったんだよ!!!
つまりは私の愛のセンサーの歪みっぷりを高見の見物かい。

別にいいさ!!そうさ!!もうムック様はうちのサイトでドル箱スターなんだから!!!!
(注:此処はヒバツナサイトです。)
もうムック様サイコー!!サイコですとも!!最高だよ旦那!!!あたい惚れちまってんだよ!!
例えるならヒバリ様が年に一度戻ってくる海外転勤に行ってる本命旦那様で骸様は近所に単身赴任でやってきてる愛人だよ!! (わけわからん!!!)
そしてヒバリ様は海外赴任先で綱吉さんという恋人もうけちゃって、わたくしと離婚相談中さ!!!(破滅的だ!!)

あーあー、もう!!いいよ!! 綱吉さんから『ヒバリさん』の名前出たから!きっと私のアンテナ(もうセンサーなんて古いね!!)はこれにピコピコ反応して 即刻購入しちゃったのさ!!ヘイ!!!(………。)











とゆうわけで新婚ヒバツナ子です。(え)
幼馴染ヒバツナ子の延長線上ではまったくないので、そこらへん頭の切り替えをヨロシク!!
たっちゃんに嘆きフォンした時にこのネタいったら『やれやれー』ときたもんで、苦情はたっちゃんにネ☆







ちゃんと骸ツナとかに盛り上がってるのに何でこんなんなんだろ…(遠い目)
そしてヒバツナも骸ツナも関係ないような……?
でもこれでも黒曜ツナ好きだから!!ただ不器用なだけで!!

だから苦情はたっちゃんへ!!!!!(え)
























VS 雲雀さんちの家庭の事情。














こうなった今でもあの当時を思い返してみるとやはりどうしても首を傾げてしまう、 何でどうしてどうやって、物騒で綺麗なこの人の傍に弱虫な自分が長く居れたのだろうかなんて。 まったくもって不可解だ。大体出会いからして最悪だったし、その最悪を上塗るが如くにこの人を 大変なトラブルに巻き込むわで……、しかも一回に留まってない所が天晴れとしか言い様がないし、 我ながら天才的に天災家だったと自負してしまう。うん。

(……俺、絶対嫌われたとか思ったんだけどな)

ううーーん??本当に首を傾げるばかりだ。何故あの人は自分を見捨てなかったのか。 …と、ゆうか。見捨てないどころか進んで面倒事を請け負ってくれたような……? 君は目を離すと何をしでかすか解らないからね、とかいって、そうして何だかどんどんと彼の 傍にあることが義務から権利に、少しずつ自然になっていって、死にそうな程怖くて思わず泣いたことさえあるのに、 でも隣に居れることが嬉しくなっていったり安心したりしていって……。ううん??
やっぱり、いつから好きになったり恋していったのかなんてわかんないや。

ツナはぼんやりと過去の思い出に泳がした思考をふぅっと閉じると、目の前のことに集中することに決めた。 こんなあやふやな心だとまた指を切ってしまい、そしてあの人がまた怖い顔で叱ってくるのだろうから。
うわ。
しあわせだ。

(そりゃまあ、新婚だし…)

うんうん。そういうもんだよなぁ…と思わず口元にまりとほわわんとしてしまう。 まさか結婚してるとは。…うわあ。人生って本当にわかんないなぁ。しかもヒバリさんが夫してるなんてねぇ? なんとなくツナにはいつもヒバリという人間がそういう甘く温かいものを拒絶するところがあるように 見えていた。だから、独りでいることに違和感がなく、また此れからも其の真っ直ぐな背と鋭い眼差しで 世界をたった独りで歩んでいくのではないかとさえ思って寂しくなったことも数知れず。 ねえねえあったかいとこのそばにいようよ、 そう言ったら彼の世界の何処かにヒビが出来そうな程に愉快に必死に剣の上を歩くような人だったし。 あの人はあの人独りで完璧な世界を持っていた。其れに自分のような要素が強引に捻じ込まれれは 世界の秩序は当然崩れるわけで……。

「……あ。だから結婚してるわけか」

高校卒業したら即だった。速攻孕まされたのだ。 え。まさかぁ!そういう感じでなんかイイカンジにトントン拍子で何もかもが決まっていった。 今でも婚姻届を持ってきた時の彼の顔とかは印象深い……。 ヒバリさんと婚姻届。これ程悪夢に見そうな付け合せもないだろう。いや、ホントに。はぁ…。
ニンゲンッテ、オクフカイヨ……。
この人絶対この世を独り気ままに物騒に生きていくんだろうなぁと思っていたのに。
家族もっちゃってるよこの人。

………でもまあ。やっぱり『ヒバリさん』なので。 さすがに『子煩悩』にはならなかったのだが。そこらへんは何か妙にとってもツナは安堵していた。 はっきりいってそれはキモイ。そこまで壊れたら正直いってツライしんどい死にたいアナタ殺して俺も死ぬよ。 ナイス害だ。
これでもツナは中学の頃の孤高なヒバリに憧れを抱いた人間だ。自分を大事にしてくれるヒバリも勿論好きだが、 そういう面にも心は焦がれているのだ。乙女心は万華鏡。ダークサイドは常に甘い蜜。でもさすがに今になって ダーグ○イダーのように為られても困る。

(…でも、絶対にむーちゃんを仲間にしようとはしないだろうなぁ)

頑張ってこさえて頑張って産んだ愛息子・骸。ヒバリは何故か生まれた時から毛嫌いしている。 綱吉のぺたんこの胸がなんであいつのせいで膨らむのさとか。(え。なにその怒りの理由!) 綱吉のを吸っていいのは僕だけだこのセクハラ野郎がとか。(あの、相手赤ちゃん…)
わけわかりません。
おかげで骸もお父さんが見事に嫌いになってしまった。
そしてヒバリさんの前でよく泣きよく乳を飲むという…、あれ、この子って今の内からこんな陰険なの?と。 なんだやっぱりヒバリさんの子なんだあとほのぼのする。本当に自分に似ていなくて良かったなぁ。 ヒバリさんそっくりならそれはそれは見事に美人で頭のよろしい人間様になることだろう。うんうん。 走れば転びドブにはまるなんていう自分に似たらそれはもう人生泥沼だから!えへッ!

「ふふ。むーちゃん早くおっきくならないかなぁ…」

実は愛息子に向ける眼差しは出会った頃のヒバリさんにそっくりでとてもときめくのだ。 ああ、やっぱりヒバリさんだ!!ヒバリさんだぁ!!すごく愛しい…。 その冷たく冴えわたる月のような眼差し。黒豹のように殺意満タンで微笑む口元。すっごく好きです! とてつもなくドキドキするのです。新婚当初はどこの借りてきた猫?みたいに穏やかに微笑んで(これはこれで とてつもなく至福で)、しかしながらやはり乙女はダークサイドがお好きで(でもダーク米ダーは…)、 骸がいない所だと甘やかすヒバリ。骸がいると冷酷なヒバリ。

いま。
まさに…。

「俺は愛人を持ってる気分かもしれない……!!!」






その場にいた骸は後に語る。
綱吉さん、それ絶対ちがいませんか?と。(一粒で二度美味しいとか言いません?)
















(終)











 アトガキ
わけわかりません!!!!(やはりムックさんが成長したとこもやった方がよかんべかね?)
ちなみに順調に次男三男もお生まれになります。(四男はどうしようかな)
2005/10/27