骸様が大好きです。(いやホントに)

まことに大好きです。好き過ぎて仕方ありません。そして骸様の輝かしいお姿満載の小説ネタを たっちゃんにお話したところ見事に。
『お前んちは何サイトか言ってみろ。』
とか言われちゃいましたvでも応援してるってさ!!(そんな君にいつかツナ獄を捧げようと思う)←!!?

実はこのサイトは年内で閉じようと思ってたんですが、うっかりヒバツナの日というものに気付いてしまい、 その日までは延命すること決定しましたが、この分だと獄ツナの日(2005年9月27日)のちょうど一年後の ムクツナの日(2006年9月27日)までうっかりやってそうですな!!!あはは。
(ちなみに閉じるといっても完全閉鎖じゃなく、移動して其処でこそこそと継続するんですけどね)







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とりあえずコレは、ミザ様に呪詛三倍返しのお返しの九倍呪詛としますか。(え)






























ちなみに今回ヒバリさんもきっちりと出ます。
ムック様爆走します。
ツナはアホの子です(え)
そして男の子なんだけど、戸籍上では『長女』とかなってたり…。
リボ様にいたっては『ペット』です。(…………。)


さぁ、ここらで何か嫌な予感したならゴー★バック!!!



















奥 様 は  骸  様 ★












とある住宅街のとある一軒の素敵なお宅。 其処にはごくふつーに出会い、ごくふつーに恋をし、ごくふつーに何だかんだ トラブッたりして…、そしてごくふつーに其れをのりきって、ごくふつーに結婚した、ごくふつーな 夫婦が住んでいた。彼らはごくふつーに幸せに日々を過ごし、ごくふつーに子供を授かったりペットを飼ったりと…、 しかし、そんなごくごくふつーな彼らであったのだが、 しかしながら唯一つだけは『普通』であると片付けられないことがあった。
そう、それは……。











シャッとカーテンが引かれた音が夢うつつに聞こえた。…ああ、もう朝なのかぁ。 身体は相変わらずぐうぐう寝ていたが、意識の何処かがコトリと首をもたげてうっすらと目覚め始めていた。 こういう時自分は妙に冷静だよなぁと思う。眠たいなあとか思ったり、ああでも起きなければなぁとか。 起きて顔洗って…、そういえば宿題やってないから早く学校行って誰かに写させてもらう為にも今すぐ起きないと いけないよなあとか色々淡々と考えている。へんなの。 何故だかこういう時はどうも『時間』というものからぽいっと外に放り投げられたような感じがして、 だからなんか自由で、余裕で、億劫で、そうしてこういう奇妙な冷静さが産まれてしまうのだろう。

それとも、これもまた『寝ぼけてる』というものなのかなぁ…?
うう〜〜〜〜ん???
なんか、わすれてるきがする…っぽい、よう、……な??


「ふふ、ツッくんはいつまでたってもお寝坊さんですねぇv」
「!!?」

ちゅー、と。ほっぺに冷たいやわらかい感触。そして、手が、なんか手が……!!!うっわ、はってるはってる!! はいまわってますよいっぱいっぱい!!??

「ぎゃあああーーー!!!!」
「朝から元気ですねぇ…。さすがツッ君!元気の子ですv」
「ひぎゃあ!!あう、…ウワァッ!!…あ、う、…ぅう〜〜〜〜!!」

まったく可愛いんですからツッ君わあvvとものすっごく満面笑み、笑み、笑み!! そして春風のような爽やかさをブレンドしつつ…、しかしながらも恍惚にどっぷりとはまってるような ツヤツヤとした薔薇色の頬の微笑で……。そんな感じに 骸は堂々ツナのベッドの中に潜り込み、彼の滑らかで柔らかくあたたかい、 まるで赤ちゃんみたいな瑞々しい肌をじっくり念入りにクスクス(黒い)笑みを零しながらゆったりと味わう。 時にはちゅーっと紅い痕つけてみちゃったり、舌先でちょーっと舐めてみたり。ちなみにパジャマを剥ぐなんて 最早日常茶飯事!だってツッくんお寝坊さんなんだから着替えの手伝いしなきゃでしょう?とまったく 悪びれない。叱っても怒ってもニッコニコです。とゆうかどんどん叱ってくれても構いませんから!!と意気込むことも多々ある。

「ほぉら、ツッくーん?君の大好きな指さんですよぉv」
「んぐっ!?」
「ほらほら、もっと舌使って、…ん?そうそう、それで…」

細く繊細な作りの白い指がくちゅりと少年の咥内を無邪気に弄ぶ。 弱い箇所を攻められた為に滲み出ていた涙が盛り上がり、すぅっと一筋、艶かしくも紅く上気した頬を するりと滑り落ちていく。 くちゅくちゅと蠢く指のせいで息継ぎが上手く出来ずに苦痛で歪む顔には 彼の無意識下の懇願が、切なる哀願の眼差しがひたりと青年の目の前に濡れてあった。ああ、 それが自分を見つめている…。そう思うだけでゾクゾクとこの身が、心の奥底から甘い痺れが走る。

と。ボーイズラブの世界はいいので、とりあえずツナはうーうー唸りながら必死に抵抗するのだが、 いかんせん、体格というものが全然違う。そして『嬲る』という行為もやはり本当にすっごく年季がはいっていて、 本当に手も足も出ず、…出るのは舌だけというか…、かなり恥ずかしい感じである。しかも覆いかぶさってくる 彼の瞳は爛々と輝き、開いた手がするりするりと平らな胸の上を丁寧に舐めるように這い回っていく。 そうして腰やら太股やらをなでていくのも割りと当たり前で………。パジャマを完全に剥がされてももう 『衝撃だ!』と思うような人間でもなくなった。そう、ツナにとってはもうこのおひとの行動についてのことになど、 もうもう、もはやもうすでに、『嫌悪』という感触がまったく浮かび上がることがなくなってしまっていた。

(……本当に、なんでこうスキンシップ好きなんだか…………)

今日も大絶好調にくふくふ笑う『母』を、ツナは遠い目で眺めた。多分もう自分は不感症なんじゃないかなあとぼんやり思いながら。








「またあの男は……」
「ん…」
「ほら、綱吉。ここも舐められただろ」

んー、と生返事をしながら、父がちゅっと唇で首筋を軽く吸う。(時折咬むので正直ちょっと怖いのだが) これが彼曰く『消毒』というもので、毎朝毎朝目敏く見つけては(なんでわかるんだろ?)こうしてツナの 首筋や鎖骨や喉元、時にはシャツを這いで背中に胸にしてくることもある。別になめ取らなくてもなあとか思うのだが。 けれどもこの美しい父の好意なのだと思えば、ツナは素直に有り難く受け取ってしまう。そしてアゴ置きに ちょうどいいとかで膝の上に抱き上げられても、……うん、文句いわない。(というかちょっと嬉しいし…)

あ。
密かなツナの声が聞こえたのか、消毒を終え顔をあげた彼はほんの少し瞳だけで微笑み、 ぽんぽんと軽くツナの頭を撫でた後。ひょい、とすぐにツナを抱え上げ少年が座っていた椅子にストンと腰を下ろし その膝の上にツナを置いた。コトン。頭の上にアゴがのり、ツナの両脇からのびた手が新聞をとって広げた。

「動くんじゃないよアゴ置き」
「はーい」

機嫌の良い返事。ツナはやはりお母さんよりもお父さんの方が好きだった。……そりゃ、毎朝あんなことされればそれも当然だろう。 それにお父さん、ヒバリは誰がどう見ても美しい人間で一緒に出かける時など必ず誰もが彼を振り返り隣を歩くツナに 羨望の眼差しが寄せられた。そしてふと。このヒトの中身知らないっていいよなあと思うこともちらり。

「……ねえ。ヒバリさん」
「なに?」
「…………なんでおかーさんと結婚したの?」

ツナはもくもくとパンを食べていた。そして目の前に広がるキッチン。そこは今日もやはり何がしかの乱闘があったのだろうと 伺わせる程にぼっこぼこのべっこべこ。まるで台風一過。……きっと、今日も凶暴な夫婦喧嘩をしたのだろう。 いや、凶暴という言葉も生温い程に其れはひどく凄惨だと言ってもいいかもしれない……。ツナは 生温く微笑みながら思うのだ。何でこんな普通の住宅街にこのひとたち住んでるの?小さい頃に 間近で見た時には本当に心の底から思ったものだ……。 ああ、慣れって恐ろしいなぁ。あの頃はグスグス泣いて夜眠れなかったよ…。それなのに今ではパンを食べて痕を冷静に見据えている。それも原因の相棒である父の膝の上でだし。

「結婚?籍を入れただけだから気にしなくてもいいよ」
「いや、籍入れるというのが結婚というものでは……?」
「ああ、見合い結婚だったかな」

この静かな父は美しいだけでなくとてつもなく物騒だ。 気に入らないことがあるとすぐにトンファーぶん廻し。しかも破壊力も抜群なので恐ろしいことこの上ない。 今はこうして大人しくツナを膝に抱いて静かに新聞なんか読んでるが。その新聞の三面記事を飾っても おかしくないような事を一日何度もしてるといっても過言ではない。
母と。

「おや、ツッ君は僕とヒバリの馴れ初めでも聞きたいのですか?あ!それともヤキモチですかつっくんvv」

食後のお茶を持ってきた母にぴくりと父の眉が跳ね上がった。が、今はツナが膝の上にいるので手を上げることはない。

「う〜ん。馴れ初めを聞きたいような気もするけど、なんで結婚したのかなぁと……。そっちのが」

だってこのひとたち本当に仲悪いのだ。はっきりいって確実なまでに血で血を争う殺人的な仲といった方が超妥当。そしてなんでそんな二人の間から 自分が生まれたのか……。これは人生最大の謎としかいいようがない!!
ツナはじっと真剣に骸を見上げた。それに彼はふふっと笑い、しょうがないですねぇといって微笑んだ。

「大丈夫ですよ、そんなに心配しなくてもvちゃんとツッ君が16歳になったら僕はフリーになりますから! だからそんな心配は無用なんですからねv」

その為に男の子である君の戸籍は『女の子』としたんですから!!!!
バチコーンとウィンクかましながら、イエス!!と親指たてて断言されても!!!ツナはピキッと世界の 何かが壊れた音を聞きながら其れだけは必死に叫んだ。俺、女として戸籍作られてたの!!!? …た、確かに幼稚園のころはやたら可愛い服着てたなあと思ってたけど、思っておったけど…、さ!! でもそんな理由でだったのですかおかーさまぁ!!!?

「それにぶっちゃけていうなら。おとうさんの名前は恭弥だって知ってました?」
「え!!?」
「『ヒバリ』はおとうさんの旧姓なんですよーv」
「って、え!?お、おとうさん婿入りだったの!!!?」
「いや、正しくは六道家の子供として入って、正確には君の兄になるんだよ僕は」
「え!!?そ、それってゲイの結婚方法じゃあ!!?」
「「そりゃ男同士だから普通の結婚なんて出来ないでしょ?」」
























「うっ、うっ、リボーン…、俺、どうしたらいいのかなぁ。お父さんお母さん、俺のお父さんでもお母さんでもなくって…」
「お前幾ら骸が女装ばっかしてるからって本当に女だと思ってたのか?」
「だって俺ちびだもん!だからおかあさん貧乳なのかと思ってたし!それにお風呂一緒に入った時に たまにあるんですよー、って言ったんだ!!」
「そうかよ」

うええーーーん!!と六道家ペットのリボーンに泣きつきながら、ツナの背後からはガシャン!ドガッ、ドゴッ! と激しい家庭内暴力が起こっているのであった…。



「たすけてよぉ、リボーン!!!」
「そうだな」
「競馬新聞読んでないでよ!!」
「その内終わるんだからいいじゃねえか。うるせえなぁてめえは」
「ドラ○もんのばかぁーーー!!!」
「はいはい」




唸る父の得物。母の挑発的な冷酷な瞳。娘(?)の悲痛な泣き声と大人しいペット。
これが六道家のごくごくふつーのしあわせ(死合ワセ)な日々。
(一時間もすれば母は『おやつですよーv』とニコニコ笑顔でやってきます。)







(終)











 アトガキ
からすまる;『骸さんとヒバリさんが結婚してるなんてよくあるじゃんか、ヒバムクサイトとかならば!!!』
たっちゃん:『お前んちは何サイトか言ってみろーー!!!』
まったくだ。
2005/11/1