偽ムックさんことムッチー(仮名)さんはランチアさんというのかそうかそうか。
パンチラとか思い浮かぶ自分どうよ?
そしてこのままカップリング組んだらパンチラツナだ!!!
でもツナさんチラリどころか漢らしくに堂々パンツ見せびらかしなのでどうなのね!!?(………)
とりあえずこのパンチラさん(…)がG寺さん2号になる予感だけは外さないゼッ☆





















そしてなんか予想外に甘い仕上がりですごくアレですなぁ!!!!?(泣/…鳥肌が。)
本当にナニコレ?と首かしげちゃう!なんだろねー?
あ。
ちなみにコレ骸ツナです。
パンチラさんなんか出てきやしないぜッ☆(オイオイオイオイ!!)




















汝 が 名 を 答 え よ 。












ツナはボンゴレ十代目を継いだら自分の呼称が『ボンゴレ十代目』とか 『ドン・ボンゴレ』とかいう素晴らしく重々しいというものになるのは仕方ないしこれはもう覚悟してたんだし 慣れていけばいいんだ慣れていけばとか(内心泣きながら)思っていた。 そうして月日は早いもので、ボンゴレ十代目に(本当に)為ってしまってそう呼ばれるようにならざるを得ないという 日々でして、そんな、というわけで(?)、未だに目下慣れましょう強化月間延期中である小市民根性がセールスポイントなツナであって。 そんな折に、『え。なにそれ?』な呼ばれ方まで上乗せられたら心底堪ったものじゃないと 頬をひくひくさせてしまうのは当たり前じゃないでしょうか? ツナは目の前でニコニコと微笑む彼をギラリと睨みつけた。


「……で。なんて言ったのかもう一度いってみてよ骸」
「だ、か、らvツナヨシサマってvv」
「きもっ!!!」

ズザザザザッ!!!と高速で後ずさりバン!!と壁際に背中でへばりながらツナは目の前の極上美人のとろけるような笑顔を まるでゴキブリでも見つけてしまったかのような恐怖と嫌悪の眼差しでガタガタと震えながら見つめていた。 顔色など真っ青まっしろ。ぷつぷつと細い首筋に鳥肌さえたっていた。 先ほどの威勢など瞬間的にどっかいってしまう程に目の前のイキモノはツナにとってはっきりいって気色悪いことこの上ないモノ ナンバーワンだった。 にこーにこーと微笑んでいるのはいつものことでその腹が真っ黒なのも日常茶飯事だからいいとしても、 このようにこんななこんなふうなのは、いやもう何って伝えたらいいのかな、うんと、だから、あのね…。 そんな混乱渦に巻き込まれ思考回路がキリキリマイしてしまう程にツナにとってコレは はっきりいって気色悪い気色悪い最大最上のキモさだ!!オトコのくせにしなるなよーー!!
と。いうカンジ。

「……なんかすごく傷つくんですけど?」
「俺の方が充分に滅ッ茶苦茶にきずついてますよ!!!」

ぶーぶーとぶうたれる骸にツナはキッと涙目でくわっと噛み付く。袖をまくって、見てくださいよこの鳥肌!! と自分の窮地をお知らせしようと必死だった。この人はさっきから自分をつなよしさまつなよしさま、ツナヨシサマと 呼びまくってその上に語尾にハートマークなんか付けて何かと世話やいてきて本当に何という極悪非道な嫌がらせだ!!と、 でも書類がいっぱい書類が、書類を書類片付けなきゃ片付けないとリボーンに殺されるしぃ!!で我慢してたけど、でも、 書類が片付けばそりゃもうプチッと切れるよ。うんうん、涙腺と共に感情の防波堤決壊さぁ!!

「……………………本っ当に嫌なんですね」
「ん」

水膜だったものが溢れ零れツナの頬をボロボロと滂沱の涙が伝っていた。ツナはひっひっと妙なしゃくりをあげながら 肩を震わせ必死に拳を握って涙を抑えようとしているみたいで。…骸としてはここまでの威力があったのですかあと、 面白がるよりもやや呆然としてしまった。これはもう面白いの範疇というよりも実験の成果を眺めているというか、 感情を抜きにして観察してしまうような…、なんというか、……素直につつき過ぎてごめんなさいと謝れない現状を 目の前にしたみたいというのが正しいだろう。

「……あの、なんというかですね。ほら、ボンゴレ十代目って言われるのお好きじゃないでしょう?」
「…ぅん」

素直にコクリと頷いた彼にすいっと一歩近付いてみたが彼は逃げなかった。そのまま骸は 柔らかく歩む、一歩、二歩、そっとそっと近付いて、彼がゆるやかに微笑むのを見つけた。 落ち着いてくれたみたいですねと微笑めばひっと短い悲鳴があがったが…。それは不満だ。

「で。パンチラが…」
「ラ、ン、チ、ア!!!!」
「……M字凸がですね、貴方のことを『綱吉様』って呼んでるじゃないですか」
「う、うん…。ツナでいいっていうんだけどどうしてもっていうし……」
「僕もボンゴレ十代目と呼ばないのはまあ人それぞれだしと思って別に気にしてなかったんですけど。 でも彼がどうしてそう呼ぶのか理由聞いたんですよねテープで」
「………それ、盗聴…?」

え?なにそれ。ちょっと骸ってば何してんの!?と聞いてみたいが此処はスルーすることにした。…そんなこと聞いたら、 『ここにもあるんですよーv』とかはっきり言われてしまうだろうから(薄々勘付いているんだから今更確信にならなくていいよ…/遠い目)
それに。それよりも…。
骸にはどうもその『綱吉様』呼びの理由に何かお気に召さないことがあるらしく、傍から見れば 彼の顔はまっさらで柔らかな平静なものだが、ツナの目には其れはまるで頬をぷくっと膨らませた子供のような表情に見えていた。
めずらしい。
ツナはことりと首を傾げながら骸をじっと見つめた。黙って立ってればどんな誰よりも美人なのになと思いながら。


「……だって、『俺はボンゴレ十代目にではなく、沢田綱吉という人間に忠誠を誓っているのだから』って。 それって、僕らがボンゴレ十代目の貴方だからこそ付いていってるみたいで……。なんというか、 まあ、そんな感じの理由ですよ。僕だって『貴方』だからこそ付き従ってるという意思表示を今更にね」
「はあ…」

でも骸は大体俺のこと『綱吉くん』とか呼んでいるんじゃないですかね?
この人は『十代目』とか呼ぶのは大抵会議とかそういう場くらいだ。なのになんでそんなコダワリなんかを?? ツナはどうつっこんでいいのかと迷いながら……、でもなんだか大きく笑いたい衝動なんかが 腹の奥からぐぐっと伝ってきていて思わず喉をひくりとひきつらせていた。

「?」
「……骸は、…うん、ちょっとバカだね」
「は??」
「それじゃあまあ…、俺の為に膝枕でもしてもらおうかなぁ…」
「え。それは勿論いいですとも!!どうぞどうぞvv」

ぷっ。
あまりにも骸は一瞬にしてぱああっと喜色満面になるものだから。ツナは本当にくくくっと抑えきれずに笑い出してしまった。 本当に可愛いなあ。昔はさ、すっごくアレだったけど、なんだかんだで懐いてしまったなぁ…。 まあ今でも荒んだ顔はちょこちょこ見ますけどね。骸。お前は昔の自分に逢ったら絶対に殺されてるんだろうなあ。 ツナはとうとう涙を目に溜めながら笑い出してしまう。骸。こいつはもう楽しい。キモイ。頭が悪くなったのは きっと真心が増えたからだろうから其れは嬉しいねえと思いながら。

「つなよしくん??」

それをひとは嫉妬というんじゃないでしょうか?
そしてこの世で一番好きなのは誰なのかってことも解ってないから可笑しい。












(終)











 アトガキ
おかしいのはわたくしの脳内ですからご心配なく!!(…………。)
2005/11/8