心の奥底でさけんでたんだ、ああ、なんてなんて、この世もあなたもなんて非道いんですかどうしてですか…、









say the good-bye(and bad ending , please please!!)












捨て去るならば欠片も残さないで欲しかった。そう言葉を紡ごうとしてみても骸の喉からは唇からはそれが 滅多なことではもれでてくれないのだ。…のろいか。 綱吉はにこりと微笑み、まっしろな表情でまっしろな琥珀色で骸をやさしく見つめていた。 あなたはなにがごふまんですか。ひとつとして取りこぼせないキレイな旋律が骸の笑顔を抉る。 ぶちりと目がもがれた気分だ。骸の無表情の形は笑顔である、笑顔でない無表情は怒りの感情を 抑える表情である為に無表情は骸にとって憎悪の表情で……、ああ、ならば。今のこの凍えた顔は 彼を憎んでいる形なのか。彼のにこりとした顔がにこりとした声がキレイで奇麗で……、 僕は一体何がしたいのだろうかと想い巡らしている。彼がすき。ゆるぎない。 きみのこえがすき。もっともっとと。どうか綺麗なその声で。…声で?
つなよしくん。ようやく呟かれた言葉にふるりと彼の睫毛がゆれた。

( きずつくなら貴方の声がいいんです綱吉君、だって、あなた、だって…… )

にこりと綱吉はやれやれとわらった。なにがごふまんですか。そう囁いているのだ。
実は骸には綱吉の声がとても聞き取れていなかった。(たくさんの言葉をとりこぼしていた。) 冷然とした骸の表情が更に暗く澱んでいく。捨て去るならば、また言葉が頭の中にぶらりと垂れ下がった。 捨て去るならば。情けがあるならば。情け容赦なく憎悪のように。
どうかさようならを言ってください。 さようならも言わずにいかないでください。

「……、…、  、…ッ、 、……、………」

傷つけてすべてを粉々に壊してしまってからにしてください、どうかどうかどうか……!
(綱吉は天を仰いだ、だんだんと眩む空と暗む視界に境目を見出せず放棄し目をとじていく。)









またあいましょう。 またあいましょう。 (もうあえませんでしょう?)
ああ、ああ、まだあいしましょう…ああ、まだまたあいしてしまうでしょう


(終)











 アトガキ
直そうかなぁ…とおもいつつも放置してました、よ!!!?(汗)※どうやらもうこれが味でいいかと諦めた模様です。
2006/04/26